発泡スチロールは魚箱、梱包資材など実にさまざまなものに利用されていますが、廃棄されゴミになった場合の適正な処理については未だに課題になっているのが現状です。当社では昭和50年に発泡スチロールを溶かして減容しプラスチック原料として再利用する「減容機」を導入、リサイクルに努めています。
一般的な減容処理では電気炉を使い230〜250度の高温で発泡スチロールを溶かすのですが、当社の「エコロボエース」は圧縮・撹拌することで発生する摩擦熱のみで軟化脱泡を行います。省エネルギーであることはもちろん高温で溶かす際には発生する臭いも、このシステムではほとんどありません。また低い温度で処理するため製品が黒ずむことも少なく、その分リサイクルの可能性が広がります。減容された発泡スチロールはブロック状に成型され、さまざまなプラスチック製品の原料として利用されています。




発泡スチロールは、専用破砕機によって一定の大きさに破砕されます。

破砕された発泡粒は、異物を自動分解しつつストックタンクへ空送されます。



タンクより可変速スクリューによって定量ずつ、しかも発泡倍率による変動もコントロールしながら処理部へ供給されます。

ECOLOBO-ACEの減容システムは発泡スチロールを加熱することなく、圧縮、撹拌し、その時発生する熱を利用して軟化脱泡する安全で無公害な再生処理機です。


この後、ブロック状になった「発泡スチロール減用品」はコンテナに荷積みされ輸出されます。香港の再生業者、成型業者により適正な処理の後、私たちが普段の生活で使用するいろいろなプラスチック原料として生まれ変わります。

        ・・・再生品として私たちの生活の中で役に立っています・・・



    藤忠商事リサイクルセンター 
    住所 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字柳沢1345番2
    電話番号 019-688-3277